避難生活に役立つカトー折り(第二十五歩)
■カトー折りの散歩道
私が暮らすマンションは、少し高台にあって、その2階の東角部屋です。窓は部屋の東側、南側、北側に窓があります。今は、どの窓からも満開の桜を見れます。こんなに眺望のよいところに暮らしているんだと春は、特に感じられます。ベランダ側の窓にはよく雀がやってきますし、公園の緑もあって、最高だなぁと思います。
ここにはもう30年に住んでいるのに今更、こんな自慢げな話をこの散歩道で書くとは・・・。癒しくれる場所があるということ、そういう時間を感じさせてくれる執筆の時間にも感謝です。いまあることを自分に落とし込んでアウトプットすることが、私はとっても大事ではないかと思うんです。なので、この4月には何を書こうかと、そう書こうと思えた時こそ、すでに無意識にそれを感じ取っていると思うのです。どこを見つめるかって、とても大事だと思うんです。
何かをするというときに、実は誰とするのかが大事だと言います。お金を稼ぐために何をするのかという意識があるかと思いますが、実は誰とするのか、この方が大切だというのです。そうこのマンションを選んだのは、妻と決めたのですから、その人とその恵みを感謝して味わうことが大事なのだということです。こういうところに住みたいという、誰と住みたいというのが前提で選んで、妻が、私が穏やかに暮らしていければ、その場所はもっと輝きます。そう感じたことをあえて、ここで書いてみたのですが、これも、一つの味わい方ですよね。
何とするか、何と向き合うのか、誰と向き合うのか、この共に、分かち合うというのは大事なのだと思います。そして、私は一つの問題解決のために、その場にあるものや環境の中で解決しなくてはいけません。その場にいる方は、その場にあるものを知っていますから、あるもので、解決する。これが共に解決する方法の鉄則だと思うのです。それが仕事です。それが人生生涯の学びかもしれません。
ちょっと飛躍しましたが、カトー折りもそういう問題が起きたときに、その場で解決することがとても大事です。急いで解決しないと問題がどんどん大きくなっていきますから。その場でなんとかする。これがカトー折りの折り方の考えでもあるんですね。
道具を使わずに、糊やハサミ、カッターを使わずに、その場にある牛乳パックの紙で、お皿を作る。そのお皿が手を洗うお皿にもなるし、カレーを食べるお皿になる。災害時に役立つということで、お子さんにも安全でお皿をつくることができる。親子でそれを学ぶワークショッ
プが前月、沖縄でありました。そのお便りが昨日、届いてきました。最後にその写真を載せて、締めたいと思います。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。(カトー折り 加藤 祐一)
■今月のカトー折り
~厚紙でも折れる箱付きの整理箱(箱折り)~