カトー折りの散歩道(第三十三歩)
■開発者の喜び
このお題であるカトー折りについて、今日ほど素敵な日はない。
手元にある新聞紙や牛乳パックをスリッパや食器に変身させている子どもたちの姿を観てきたからだ。
こんにちは、加藤祐一です。いま、電車に乗っています。現場を離れて、ふっと落ち着いた気分になってコラムを書いています。新横浜駅から徒歩20分にある大豆戸小学校では本日まめどが学習交流会を父兄参観、僕は松永先生に招待されて行ってきたわけです。
小学生3年生100人に90分かけてカトー折りを教えたのは2週間ほど前で、1週間前にも14人に90分教えました。2回目では僕のことを調べあげていて、壁新聞のようにまとめていました。校舎に入ると廊下や教室の前には僕の写真が貼られていました。
児童がカトー折りが防災に役立つことを父兄に向けて発表しているのです。また児童は父兄に新聞紙で袋の作り方を教えるようです。僕は次の予定があったので立ち去ったのですが、かえって僕がいない方がよかったと胸をなでおろしました。担任の松永先生に挨拶してから大豆戸小学校を離れました。
それにしてもあちらこちらに僕の写真、カトー折りの作品が転がっていました。あー、これぞカトー折りの散歩ではないかと、存分に散歩を楽しんだわけであります。
(カトー折り 加藤 祐一)