カトー折りの散歩道(第三十九歩)

■ストレスフリー

ちょっと本屋に寄り道して、どんな本があるのか見ていた。面白そうな本はあっても買うまでもないと眺めていたら、気になる本に出会ってしまった。それで買ってしまったが、読むのが楽しみになった。どんなことが知れるのだろうとワクワクしている自分に気づいた。
こういった予想外の自分の行動に驚いている自分がいて、皆さんはどうだろうか、こういったことってあるだろうか?
なんでこんな書き出しなのかというと、そうやって無意識に自分のしたいように任せて、それを観察する自分がいて、もしある行為を起こそうとするなら、心のなかで、あーいいんじゃないとひと押しするだけで、ストレスなく、楽しく過ごせるからだ。
仕事であくせく働こうが、最高の気分の中で仕事するのはとても楽しいものだ。
カトー折りを始めて15年経っても未だに学校やNPOや役所からイベントのオファーが来るのは嬉しい。いやーでもイベント用の動画を作ったり、新しい企画を立てるのはとてもエネルギーがいるものだ。もう断りたい、断捨離、終活だとか思っていて、オファーを断ったつもりでいたときがあった。そのときの自分と言えば、あー楽になるとのびのびしていたのだが、考えることがないと脳というのは困ったもんである。退屈がいやだと言っているようで仕舞いには下らないこと、身体には悪いことを考えて、それにお金を使おうとしたのだ。
ハッと我に返って、あ、まだオファーを断っていないことに気づいて、ダメダメ、オファーは受けなきゃ、カトー折りをまた発展させるチャンスじゃないかと新宿区役所や中央区のオファーをOKと返事してしまった。あーまーいっかと思いつつ、イキイキしている自分に気づくのである。
ストレスフリーで意欲的取り組むことが健康的に送ることのできる秘訣かもしれない。それが大事な時代になった。いやーマンションの大規模修繕工事が本格的に始まろうとしているが、費用問題で修繕積立金の値上げを含めて課題は山積しているが、そうであっても楽しく取り組むことがいかに大事かと痛感しているこの頃である。(カトー折り 加藤 祐一)

■今月のカトー折り
~クリアファイルでつくるスコップ~
ペットの糞をすくうとき、ベランダの掃除のとき、塵取りがないときに、クリアファイルを使って、サッとつくって、片付けたいときに便利です。