アメリカ便り(第十七歩)

■When I Get Old

可憐なシニアモデルをしている古い友人がいます。先日、彼女から動画のリンクが送られてきました。
これまでも一般公開されるとたまに送ってくれていたのですが、今回は、老人ホームのコマーシャルフィルムでした。早速リンクをクリック。それぞれのシーンがとても綺麗。その中で友人がまさに映画の主人公のようなシーンの連続。もう彼女のプロモーションビデオのような動画のように思えるほどでした。
https://youtu.be/YjInylVgGxI

さて、この南青山に新しくオープンされたは、定員61名で入居金4500万円で月額36万円とのこと。骨董通りや根津美術館の程近く、睡眠状態もワイヤレスセンサーで365日管理の最新設備。シェフが織りなす季節のお料理や上質なコンシェルジュサービス。そして充実した医療サービスとなどかなりの高水準。
https://www.care21.co.jp/news/notice/pr/4343/

このようなハイエンド介護施設は当然ながらアメリカにも沢山あります。こちらはエバーグリーンウッズというマックスウエル財閥系列の施設。ニューヨーク北東部にある建物の外観や周囲の自然など、広大な土地ならではのスケールです。室内の装飾や家具など、アメリカならではのものですね。
https://evergreen-woods.com/photo-gallery/

さらにこちらはコロラド州のエバーグリーン施設の紹介動画。一戸建ての住宅が森林の中に点在しています。ハイスピードインターネット、近くにはグローサリーストアなどのインフラもしっかり整っていて、各々の家と家のスペースも十分過ぎるほどあります。自然に囲まれてゆっくりと自分のペースで、自立した生活ができる人たちにとっては素晴らしい環境だと思います。夏休みのキャンプ生活よりも大充実な生活が味わえそうなところです。
https://youtu.be/FN8sGq190oI

ダラスにも沢山あります。こちらは定年退職後に住む方々向けの施設のひとつ。最近できたばかりで、建設中の頃から素敵なマンションだなと気になっていました。高級ショッピングモールの近くなのでお買い物には全く心配なさそうです。空港まで行けるローカル電車の駅にも遠くはない場所で高速道路へのアクセスもすぐ目の前と素晴らしい立地条件です。若い人口増加に伴って若者向けアパートやマンションが増える中、こうした高齢者向けの住宅もしっかり整えられています。
https://www.youtube.com/watch?v=8oELcy4M1uA

このように高齢者向け施設や物件を調べていくうちに、あまりにも多種多様なその形態で、素人の私にとってその全容を把握するのは大変な事だなと気がつきました。という事で、ケアマネジャで高齢者介護プロの方が詳細を説明してくださっているサイトを見つけました。以下にいくつか代表的なものを挙げて見ましたが、それぞれのニーズに合わせた施設が提供されているわけですね。
https://www.joincake.com/blog/luxury-nursing-homes/

・介護者にアシストされながらも自由な生活ができる施設
・必要に応じて介護されながらも自立した一般的な老人としての生活ができる施設
・他の複数の老人たちと共同生活のような生活ができるアパートのような施設
・他の複数の老人がルームメイトのような形で一緒に生活することができる住宅施設
・デイサービスのような施設
・助成金を受けられる施設
・一般的な老人ホーム
・自宅で介護を受ける

ところで、最近夏休みを先取りしてフロリダ西海岸のビーチに行ってまいりました。
白い砂浜に透き通ったエメラルドグリーンの海。後日知ったのですが、どうやら定年退職後に住みたいところの全米No1だったようです。アメリカ国内にこんなところがあったなんてと驚きつつも、あまりの綺麗な海に、既にリピーターになる決心を固めてきました。(笑)
https://realestate.usnews.com/places/rankings/best-places-to-retire

今回、友人が出演したコマーシャル動画から、老人ホームのあり方について考える機会を得ることができました。ここ1−2年の世界の様子をアメリカから俯瞰していると、日本はいまだに殆どの人たちがマスクを外さず、かなりの方が予防注射をしているにも関わらず、世界一レベルで陽性者がでている状況はどう理解したら良いのでしょうか。私の中では、医療機関に対しての利権に絡んだ不信感ができてしまったので、医療サービスのあるところは利用する気持ちにはなれません。むしろ「元気に死ぬ」をモットーに、死ぬまで身体を健康に保てるように心がけたいものだと思います。

最後におまけとして、70年代後半のアメリカのバンドによる元気な曲の紹介です。

曲のタイトルは、When I Get Old

「自分が歳を取ったら」というような意味ですが、歌詞の中にこういうフレーズがありました。

Will I do myself proud
Or only what’s allowed

自分が誇りに持てることをしているだろうか
あるいは許された事しかしないようになってしまうのだろうか

Descendents – “When I Get Old”
https://youtu.be/Zxr4V7TnWmk

もちろん、前者ですね。
今日も元気に生きましょう!

(谷景太)

以上