アメリカ便り(第二十八歩)

■ダラスの高級住宅街
日本もいよいよ夏本番ですね!いくつになっても、夏は活動的で大好きな季節です。今年の夏は皆さんどこへお出かけの予定になっておりますでしょうか?

今回はたまたまご縁あってダラスの高級マンションに住む友人宅を訪問させていただくことができましたので今回ちょっとだけ紹介させていただきます。場所的には、ダラスダウンタウンから少し北西に位置しているタートルクリークエリアといういわゆる高級マンションや一棟10億円前後の綺麗な豪邸が立ち並ぶエリアになっています。

ところで実際のところ、本格的な豪邸になってきますと、敷地の入り口からお家の玄関前の車寄せに行くまでの距離がありますので、一般道路から建物を見ることすらできないということになってしまいます。しかしながら、このタートルクリークエリアは綺麗に整備された小さな池の周辺に、カーテンも開け放したままの大きな窓の家々が立ち並んでいる街並みになっていますので、一般道路から素敵な家々が立ち並んでいるのが拝見できる状況になっています。

このエリアでは、1982年頃に有志たちによって歴史と伝統・資産を守りより良い地域を作っていこうという意向でThe Park Cities Historical Society という協会が設立されています。
https://preservationparkcities.org

この地域は散歩するだけでも気持ちいいのですが、特にクリスマスのホリデーシーズンになるとデコレーションのされた家の中が外から見えるようにライトアップする家が多いです。家の中を見えるようにカーテンを開け放つ文化がどのように作られていったのかは不明ですが、シーズンになると馬車に観光客を乗せてこのご近所を散策するツアーサービスもあるほどで、車でゆっくり周辺をドライブして見学する人々も多く、優雅な気分にさせてくれます。

さて、話を戻しまして、今回訪問させていただいたのは、タートルクリークエリアというところにあるマンションです。こちらの6階にあるお宅へお邪魔させていただきました。


玄関ロビーから建物の中に入りますと、24時間コンシェルジュの方が案内をしてくれるようです。訪問先の方のお名前をお知らせするとエレベーターまでエスコートしてくださいました。
お家の中に入ると広いリビングルームがあってその向こうにある大きな窓からは公園の緑とその向こうにはダウンタウンの高層ビルが見える景色の良い長めの部屋でした。部屋の至るところに芸術作品が飾られて一つ一つの作品についてのエピソードを聞かせていただきました。

こちらの住人は元々シカゴに住んでいらっしゃったのですが、定年ということで暖かい地域に住みたいということで子供たちの近くという条件も重なりダラスのマンションを購入されて10数年前から移り住んでいらっしゃるそうです。生活感が無くとても綺麗に生活されていて、たくさんの芸術作品に囲まれながら住んでらっしゃる様子を伺うことができてとてもいい勉強になりました。

ところで、この日の帰りにハリソンフォードの映画、インディージョーンズを観て来ました。このシリーズの最終作品ということで感慨深いものがありました。いつもは感動のハッピーエンドでしたが、これまでの彼の長年のアドベンチャーの数々を思い出して感傷的になってしまいました。いくつになっても冒険心を忘れないでワクワクを追い求めて生きたいなと思いました。いつものアドベンチャーを楽しめるおすすめの作品です。(米テキサス 谷 景太)