アメリカ便り(第三十四歩)

■What you eat is what you are

Happy New Year 2024!
毎年思いますが、日本のお正月、特に元旦は何故か厳かな気分になります。特に午前中は日本国中全体がすっぽりとエネルギーに満ちて大きく深呼吸するだけで元気になるような感覚があります。この余韻を3日間味わうのが私にとってのお正月気分なのかなと思っている今日この頃。この点、アメリカの元旦は何かが違うような気がします。明確にその違いは何なのかはまだわからないので、原因究明は今後の課題です。(ほんとか?笑)

さて、アメリカではお正月がないので、私の勤務先の工場では2024年は2日から通常出勤になります。殆どの人たちが出勤してきますが、私は折角なので3日までは有給休暇を取って4日から仕事始めにさせていただいてます。基本的に休みは自由に取って構わないので気を使わないですみます。

こちらは、食料品の買い出しによく出かけるダラス市内のスーパーマーケット店内。元旦から通常営業しています。当然ながらお正月向けの飾りも商品もありません。この写真は、フルーツコーナーの一部を一年前に撮影したものですが、ちょうどその頃、「食養生」という考え方に出会いました。これは、食べ物によって、病気の予防や健康維持を目指すというものです。この出会い依頼、私たち夫婦はこの考えに沿った食生活をするようになりました。

基本は1日2食で、生野菜がメイン。料理好きな私は、根野菜を茹でたり蒸したり、磁性鍋を使ってバターソテーにしたり。ご飯は、牛蒡、ワカメ、ひじき、干し椎茸、キクラゲ、梅干しを細かく刻み、酸化しないココナツオイルと塩そして寒天粉を一緒に炊き込みます。こうすることで、繊維質がご飯と一緒に取れるため血糖値上昇のスピードが緩やかになります。これで野菜中心の食事をしながらお酒を楽しむ。味噌や塩麹など発酵物をうまく使った料理が美味しいです。

食べ物を消化する腸ですが、元々農耕民族だった日本人は西洋人と比べると長い腸を持っていて、その役割から第二の脳と言われるのだそうです。この腸の内壁に悪影響するグルテン。これもなるべく取らないように心がけています。なので、大好きだったパンやクッキーなど小麦を使った物は辞めました。また、4つ足の動物性タンパク質や、チーズや牛乳、ヨーグルトなどの乳製品、そして糖質制限として白砂糖含有のものを食するのも辞めました。というか、これまでが中毒患者のようにそういったものしか取ってませんでした。

ダラス市内の食材店内には無農薬野菜が充実。

さてこの食養生の生活を一年続けてどうなったか?結果として、180あった血圧が薬を一切取らずに正常値に戻り、血糖値そしてコレステロールも改善。体温が0.5度上がって日々の疲れ方も少なく感じるようになりました。また、花粉症も治り、30年無くなっていた嗅覚が復活しました。(涙)さらには、晩酌してお酒が進んでしまった日の翌日になっても全くお酒が残らなくなりました。ここまでいい事づくめだと、以前の無謀な食生活(コンビニ、カップヌードル、菓子パン、駄菓子、ハンバーガー、ホットドッグ、焼肉、ピザ、ケーキ、洋菓子などなど)に戻ることを私の腸が許してくれません。というよりも、野菜食とフルーツでこれまで以上の満足感があるので食べたいとは思わなくなりました。体質が変わってきたようです。

この食生活に変えていくためにご指導してくださった方がいます。八丁堀にある鶴見クリニックの理事長をされている鶴見隆史先生です。西洋医学に従事しながらもその限界を知り、様々な代替え医療を追求していくうちに酵素栄養学に出会い、研究を重ねて、断食などを含めた鶴見式免疫治療を確立され、西洋医学から見放された沢山の方々の命を救ってこられた方です。先生についての詳細は、クリニックのウエブサイト、https://www.tsurumiclinic.com/ そしてたくさんのご著書を参照していただけると幸いです。こちらのリンクで先生が2年前に行ったweb講演会が見れます。約1時間と、少々長いですが断然お勧めいたします。
https://youtu.be/18hv-V7jcx0?si=KMfjnRuspHnvWe3V

皆さんにとって2024年が健康的な一年でありますように(米テキサス 谷 景太)