アメリカ便り(第四十二歩)

■還暦過ぎたら本気で筋トレ!

今年の夏、アメリカではトランプ暗殺未遂から始まって、バイデンの選挙辞退やカマラのプロモーションなど盛り上がってます。日本に多大な影響を持つ国の今後が決まる選挙。目が離せませんね。

3年前、バイデン政権が始まってカマラハリスが副大統領として取り組んだのが移民問題ですが、今ではそれが最も根本的な問題となっています。ロサンゼルスの日本人女性警官ゆりさんが報告されてるように、バイデン政権になってからの人身売買問題が平然と行われるようになり、多くの不法移民が治安の悪化の原因にもなっているようです。しかも不法移民なのに選挙権がもらえるなんて信じられませんが、逆にそうすることでバイデン政権に票を入れる人を増やしているのではないかとすら思えてきます。

ダラスのダウンタウンも散歩していると、ホームレスの数が増えてきているのがわかります。また、20年前は全くその逆で白人しか見かけなかったのですが、2020年のBLM騒動以来、すっかり有色人種の人の街に変わってしまいました。日中のビジネスアワー以外は有色人種の人たちしか見かけないのが現状です。アパートのホームページの投稿には、夜になるとマリファナの匂いが廊下ですると苦情が書かれていました。

現地の友人は、2019年にダラス市長が黒人のEric氏になったのが大きいと言ってましたが、確かに街の雰囲気が変わってきたのもその頃からのように感じます。

高速道路陸橋から望むダラスダウンタウン(Dallas Morning News)

アパートの運営会社も同じような時期に変わって以来、事務所の人員が大幅削減され居住者へのサポートも常に人手不足になっています。

先日利用したウーバーの運転手と話していたら、同じ運営会社が管理している隣のアパートに1年住んでいて別のアパートに引っ越ししたばかりだということがわかり、少し話を聞かせていただきました。彼によると建物は問題なかったがアパートのマネジメントサポートが全くダメだったので嫌気がさして1年契約を延長せずに引っ越したのだそうです。何が問題だったかというと、まず入居の契約をしてから1ヶ月あったにも関わらず、入居日に部屋の掃除が行われていてそれも当日に掃除を終わらせることができなかったこと。そして、前住居者が壊した家具や壁の傷は後日修理すると言ってから何度も催促したにも関わらず1年間そのままだったこと。クレームする時はいつもいないのに契約更新の時だけ何度もしつこく催促されたこと、などなど。当人にとってはストレスなことばかりですね。新しいアパートは、コンシェルジュ付きのグレードアップしたところだそうで、アパートの周辺にホームレスの人たちもウロウロしていないからセキュリティ的にも安心だとのことでした。

やはり安全はお金で買うものなのでしょうか。

筋肉ムキムキのアジア系の若者の友人によれば、どのくらいの重さまで持てるのか?という話題で会話することができるので、マフィアギャング系の怖そうな人たちとも気軽に話せるようになったとのことでした。自分を守るにはまず肉体的にも強くならないといけませんね。

そもそもアメリカでは、フィットネスジムに通う生活をしている人も多く、鍛えていることがステータスになっている面もあります。彼らは早朝に汗を流すそうです。体を動かすことでその日の準備運動もできるし、リフレッシュして仕事にも集中できるとのこと。沢山食べて沢山運動して健康的な身体を維持するのが理想だそうです。

日本ではアパートにジムが完備されているところはまだまだかもしれませんが、手軽にフィットネスジムを利用できるようなサービスを提供する企業も増えてきたと聞きます。私も近年の食生活改善で体重がかなり絞れてきたので、最近は筋肉をつける努力をしています。とは言え、腕立て伏せや腹筋などの自重トレーニングですが。。。ということで、まずはアパートのジムで頑張ってみようと思います!

(米テキサス 谷 景太)